今回は、各SNS上で大きな反響を呼んでいる、
日本とヨーロッパの刀剣の保存に関する議論からです。
元々は米国でアジアの刀剣専門店を経営する男性が、
フォロワーから寄せられた質問に回答したのが始まりで、
千年も前の日本の刀がほぼ完璧な状態で見つかる一方、
欧州の古い刀剣はほとんど残っていない理由を、
まず800年前に作られたという日本刀を紹介した上で、
以下のように説明されています。
「どんなに良い鋼でも錆びることがあります。
ですから、伝統的な日本の鋼よりも15〜20倍強い、
非常に強靭な鋼製の刀剣でさえ、
手入れをしなければ錆びてしまいます。
それだけでなく、多くの欧州の剣は後に溶かされ、
農具やその他の道具に作り替えられました。
一方で、日本刀は侍の魂と見なされており、
武器の手入れは武士文化の重要な一部でした」関連投稿には、海外から様々な反応が寄せられています。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本の作戦勝ちなんだよ」 日本のソフトパワーの勢いに西洋の歴史愛好家が危機感
翻訳元
■■■■ 基本的な違い。
ヨーロッパ人は刀剣を道具として捉えていた。
日本人は大切な家宝だと捉えていた。
+18000 ■ 欧州では実際に刀剣を使ったからね……。
+400 ■ 欧州に現存する限られた古い刀剣のほとんどは、
展示目的の儀式用、あるいは装飾用だな。
+31 ■ 日本刀は次世代に伝えられていくものだった。
ヨーロッパの場合、刀剣は個人に属するもので、
戦士と一緒に埋葬されたんだ。
+2500 ■ 欧州の刀剣はある時点で近代的なデザイン、
例えばサーベルとかに移行したという事実もある。
片や日本は現代に至るまでの非常に長い期間、
同じデザインの刀を使い続けた。
+123 ■ ヨーロッパは金属を大切にし、
日本は刀剣を大切にしたから。
+794 ■ 日本は鉄の埋蔵量が少ないことで有名だ。
つまりは鉄の価値が高く保たれている。
■ 日本では剣を「戦士の象徴」と見做してる。
一方のヨーロッパではまた違って、
あくまでも「戦士の道具」だった。
+238 ■ 刀剣は農耕用の鋤に変わったので🙏🏻
+765 「全ての日系人に感謝を!」 戦前に米国の農業を変えた日系人達の貢献に再び脚光■ あとカタナはあまり実用されなかったしね。
サムライは基本的には槍とかを使ってて、
刀は最後の手段だったんだ。
+2524 ■ 東アジアでは日本の刀は脆いという理由で、
あまり輸入されなかったようだ。
何かの本にそう書いてあった。
カタナはどちらかというと、
その美しさで有名だった。
+53 ■ よくサムライは刀を使わなかったって言うけど、
それは欧州のナイトもそうだったよ。
メイス(鎚矛)やハンマーの方が一般的だった。
剣は脆かったからね。
■ 貴族の家の世襲または儀式用の剣は、
ほとんどがまだ手付かずの状態で現存してる。
ヨーロッパ中の美術館で見られるよ。
+52 ■ ヨーロッパの刀剣は実用品で、
日本の刀は美術品だったから。
+9 ■ カタナは他のほとんどの刀剣に比べてかなり太い。
そして日本人はカタナの形を完成させて、
何百年もそれを守り続けてきた。
それ以上の試行錯誤はしなかったから、
今でも残り続けてるんだよ。
+124 ■ 日本は封建制度がヨーロッパより長く続いた
(つまりは明治維新が行われるまで)。
それも要因としてあるはず。
+56 「日本人との差は何なんだろう…」 明治維新を成し遂げた日本にアフリカから羨望の声■ 刀剣は所有する必要性がなくなると、
農機具にされることが多かった。
例外は騎士や貴族の先祖伝来の刀剣だけ。
+233 ■ 日本で現存してる刀剣の多くは、
実際に使用されることがなかった。
それも理由の1つだと思う。
+39 ■ 日本のように神聖化はしなかったもんね。
あくまでも道具にすぎなかった。
その刀剣が時代にそぐわなくなれば、
より有用な道具の素材に使われたんだ。
+941 ■ 欧州では刀のスタイルが発展するたびに、
刀を溶かして別の用途に使用してたわけで。
あくまでも考え方の違いだ。
+174 ■ 博物館があるくらいの規模の町なら、
たくさんの刀剣を保存してるもんね。
だけどみんなそんな興味がないし、
「考え方の違い」はある意味正しい。
■ 日本は孤島で、鉄の鉱脈はほとんどない。
鉄は川砂から採れるもので、
そこから製鉄するのは至難の業だ。
日本は資源が限られてるからこそ、
刀は非常に貴重なものとなり、
刀を持つ者はそれを保存するための知恵を持ち、
伝統として受け継いできたんだ。
+232 ■ 剣の手入れはそれ自体が芸術なのだよ。
+46 「どの剣も格好良すぎる」 日本からは2本 世界の伝説的な刀剣7選が話題に■ 日本人、特にサムライにとってカタナは魂だった。
それで大事にされたんだろうな。
+94 ■ 欧州にはもっと現実的な考えがあって、
最も効果的な刀剣が望まれた。
+38 ■ ヨーロッパには日本以上に多くの剣がある。
桁が2つくらい違うと思う。
違いは、西洋の博物館は刀剣を磨く傾向がない点。
それは刀剣の材料を取り除く行為だから。
ヨーロッパでは刀剣が家宝や寺院の美術品としては、
保管されることはなかったんだよ。
だから錆びた刀剣だけが残されていった。
実際に修復作業が行われるのは、
1000本中1本程度だ。
+339 ■ そもそもとして、
「欧州には現存する刀が少ない」
という前提が間違ってると思うんだ。
+244 ■ 欧州で作られた古い刀剣が見たいなら、
博物館に行った方がいいよ。
+1272 ■ 欧州では良質な金属が豊富にあった。
だから使い捨てが多かったんだけど、
日本の場合は良質な鋼の刀は、
家宝として家族に残されてた。
それも理由だと思う。
+1035 ■ 800年前のカタナが現存してるだと……?
+1331 「日本は圧倒的じゃないか!」 各国に現存する最古の企業を示した世界地図が話題に■ 日本は島国だからなんじゃないかな。
それで多くの伝統も残ってるんだよ。
+24 ■ そして、多くの人が決して目にすることのない、
博物館の倉庫とかに眠ってるヨーロッパの剣も、
数多くある点も忘れないように。
+59000 ■ 現存する日本刀はさらに多い。
+3339 ■ 要するに、文化の問題だと思うね。
欧州では刀は道具としか見られておらず、
その結果刀剣はしばしば再利用されたりした。
だけど日本人は刀を自分自身の神聖な延長と見做し、
刀の保存と維持に大きな関心を持っていた。
その違いなんだろう。
+425
「溶かして鉄製の農具にしたから」
「今でも博物館には多く保存されている」
などの意見が特に目立った印象です。
欧州には歴史ある刀剣がどれくらい現存するのか、
データがあれば一番分かりやすいのですが。
- 関連記事
-

↑皆様の応援が、皆様が考えている以上に励みになります。