男性向けの作品であっても、日本の漫画やアニメでは、
主役級の存在感を放つ女性キャラクターが数多く登場します。
今回の翻訳元では、特に「女性師匠」にスポットが当てられており、
日本とアメリカのエンタメ作品における違いに関して、
以下のように疑問を呈しています。
「日本の少年系の作品において頻繁に目にするのが、
女性が男性主人公の師匠になるというパターンだ。
(「BLEACH」、『幽☆遊☆白書』、「鋼の錬金術師」等を参照)。
そしてこの設定は通常、批判的なアメリカのファンにも好評だ。
なぜこういったことが日本にはうまく出来るのに、
米メディアが同じ事をやろうとするとうまくいかないのだろうか? 」この問いかけに、海外からは共感の声が殺到。
様々な見解が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。
「欧米人には衝撃的だった!」 日本アニメの先進的な女性の描き方をNYT紙が特集
翻訳元■ これはいい質問だなぁ。
たしかに何でこういう日本との違いが生まれるんだろうか。
+4 ■ 師匠という尊敬される肩書きだから、
日本では男性と女性の指導者は同じように扱われる。
そこに価値観の押し付けはない。
+6 ■ さらに言うと、日本の作品では女性の指導者は通常、
嫌な性格をしてないという特徴もある。
たとえネガティブな資質があったとしても、
それは彼女たちの性格のすべてではなく、
通常はより深い何かを示すためなんだ。
そして彼女たちの優れた能力は、
少年の主人公を踏み台にして成り立ってるわけでもない。
+4 ■ 単純だよ。
日本の作品では女性の指導者は尊敬の念を持ち、
弟子から最高のものを引き出そうとし、容姿端麗で、
自分をよく見せるために少年の主人公をくさしたりしない。
こっちのメディアが失敗してしまうのは、
そういうシンプルな物語を理解してないからだよ。
+81 ■ おおむね同意。
だけど「幽遊白書」の玄海は例外で、
日常的に痛烈な毒舌で幽助を追い込んでる。
+31 ■ 彼女の振る舞いは幽助を貶める意図はなくて、
ああいった毒舌とかを使うことによって、
言葉のキャッチボールをしてるように見える。
+4 ■ 加えて日本の作品に登場する師匠はたいてい、
たとえ99%のケースで負けたとしても、
悪役と見事な戦いを繰り広げるね。
彼/彼女たちは、主人公が悪役を倒すのに、
十分なほど強く成長するよう導くという目的を果たす。
+2 ■ 欧米の作品だと、強い女性のキャラクターは、
「女性のボス」という立ち位置にしちゃうよね。
+1 ■ 日本の作家は、師匠の立場にあるキャラクターでも、
興味深く、欠点があるように描くよね。
「鋼の錬金術師」のイズミにしてみても、
彼女には欠点のあるバックストーリーがあって、
そんな彼女に読者は共感を覚えるんだ。
アメコミとかではそういう要素はまず見られない。
+2 「神道的な美なんだよ」 日本の陶器の『不完全さ』を巡り外国人が論争■ 女性の師匠が少年のキャラを指導するというアイデアを、
欧米の視聴者はあまり好まない気がする。
それは女性が男性を成長させて、
つまりは自分を超えさせることを意味するからで、
男女平等を強く求める人たちはそれを嫌うんだ。
+4 ■ 日本のショウネン漫画では、
女性の指導者達は男の子の主人公を成長させて、
さらに「失敗」がストーリーを進めるために用意される。
+1 ■ 投稿者さんの「BLEACH」の例で言えば、
師匠の夜一は女性的な面も見せていたけど、
同時に主人公の一護を肉体的に追い込んで実際に訓練もしてた。
彼女はいつでもゴールに向かって彼を助けてる。
こっちの作品だと道徳的な理想を押し付ける必要があるから、
女性的なキャラは難しいんだよ。
+4 ■ 「男性はこうあるべきである」、
といった考えは日本よりこっちの方が強いかもしれない。
■ 欧米の作品だと女性師匠が主人公の少年を圧倒して、
彼の士気を下げるような感じに描くよね。
+1 ■ 1980年代の「聖闘士星矢」のような古いショウネンでも、
女性の師匠は存在していた。
+2 「日本は世界の最先端だった」 70・80年代の日本の黒人音楽に世界から絶賛の声■ 欧米の作家の作品だって昔は違ったんだけどね……。
+3 ■ 欧米の作品で女性の師匠を作ろうとすると、
どうしても一面的なメアリー・スー*になっちゃうんだよなぁ。
(*主に二次創作で、不自然なくらいに有能で、
あまりにも理想化されたキャラクター設定を指す。
「スター・トレック」の二次創作「A Trekkie's Tale」に登場する、
オリジナルキャラクターの「メアリー・スー大尉」に由来。
作者が自身の物語に自己陶酔していないかどうかを採点する、
「メアリー・スー・テスト」もネット上に多く存在する)
■ 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」では、
主人公の男性が女性に助けられるところから始まる。
そしてその女性の強さに追いつくことが、
主人公の強くなろうとする原動力になっている。
■ 欧米でも上手くいったケースが実は1つあって、
「ドクター・ストレンジ」のエンシェント・ワン。
素晴らしい弟子と師匠の関係を築いてたよ。
+1 ■ 意図とその背後に特定の理由があるからだと思う。
日本はストーリー展開やキャラクター造形に悪意がない。
欧米だと師匠という存在を、弟子を育てる立場じゃなくて、
「女ボス」のようにしてしまう傾向があるから。
+2 ■ そもそも欧米の作家さんたちは、
強い女性キャラクターを書く方法を知らないんだと思う。
キャラクターを造成するにはバランスが必要であって、
本来は強さには弱さが必要なんだよ。
現代の "作家 "はそれを理解していないように見える。
+7 「日本は本当に特別な文明だ」 イタリア人作家が日本で目撃した衝撃的な光景が話題に■ これは完全に文化の違いだ。
欧米のメディアでは男性が男性を指導するのが普通。
+3 ■ そしてショウネン系の主人公は、最終的に師匠を超えていく。
+2 ■ アメコミとかだと「これが女性の力」的な物語展開になる。
一方で日本の作品だと本来あるべき絶妙な表現にとどめてる。
■ マリオの映画のピーチ姫は、
「女性の師匠」としてカウントされるかな?
マリオにパワーアップを使った戦い方とかを教えてたけど。
+1 ■ そもそも欧米の作家たちは、
男女を問わず魅力的なキャラクターを描くのに苦労してる気がする。
作品で重視してるのはメッセージが第一で、
キャラクターはその次になってるから。
+2 ■ 日本のアニメだと少年の主人公たちが、
女性の師匠にひよっこ扱いされたりするけど、
それでもやっぱり「指導してくれる存在」であって、
やがては敬意が芽生えていくんだよね。
+9 ■ 日本には真の男女平等のバランスがあるから。
女性キャラクターは男性キャラクターのようになろうとせず、
自分の長所を生かして成長しようとする。
日本はチームワークをベースにした社会だから、
アニメではアンサンブルキャスト*が一般的だ。
+12 (*特定の主役を設けることはせずに、
役割が同じ複数の主要な俳優で構成するキャスティング)
「日本人を模範にすべきだ」 米高級紙が伝える日本独自の男女平等のあり方に羨望の声■ なぜならショウネン漫画では、
最終的に男性が女性より強くなるから。
今のハリウッドでは決してそれは許されない。
+3 ■ それから日本は、知識豊かな老師を、
尊敬と心を込めて書く方法を知ってるね。
アメリカも昔はそうだったんだけど、今の若い世代の作家は、
自分たちが古い世代よりも多くのことを知ってると思い込んでる。
それは文章にも反映されてるように感じる。
+3 ■ エネルギーが有り余った少年のキャラたちを、
正しい方向に導くのは大人の役目。
だけどその導き手は何も男性である必要はない。
男女問わず、大人が子どもとどう向き合うかの問題なんだから。
多くのショウネン系はこの関係性を取り上げてるね。
+5 ■ 日本の作品には「強い女性を出しておけばいいんでしょ?」
というアリバイ作りのようなキャラ設定はない。
あの国にはつまり、優れた作家がいるという事なんだろう。
+1
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