今回は浮世絵版画の摺師の職人芸を目にした外国人の反応です。
映像では、江戸木版画の摺り師、松崎啓三郎氏の作業風景が収められています
(シドニーにあるニューサウスウェールズ州立美術館で撮影されたそうです)。
江戸木版画は下絵を描く作業を行う絵師、木版に彫る彫師、
和紙に摺る摺り師との共同作業によって生み出される芸術です。
作品を摺る際に用いる顔料は、墨色、赤色、藍色、黄色のたった4色のみ。
その4色を水で薄めたり混ぜ合わせたりなどして、
様々な色彩や濃淡を生み出していくそうです。
松崎氏の繊細ながら力強い職人技に、海外からも驚きの声があがっていました。
Ukiyo-e woodblock printmaking with Keizaburo Matsuzaki ■ ため息が漏れるくらいに凄い。
あの人が作ってるインクはどういった種類のものなんだろう。
+1 アメリカ ■ これぞ、「美なるもの」っていうことだよね。
+4 国籍不明 ■ あの職人さんは、木版も自分で作ってるのかしら?
そうだとしたらより感動……。
ところで日本では今でもウキヨエは人気なの?
それとももう失われてしまったアート?
ギリシャ ■ おそらく木版も自分で作ってるんだと俺は思うよ。
+2 スウェーデン■ 仕事の細かさと、色彩のコントラストの凄さは信じられないくらいだね。
日本の版画の技術は他の国とはかなり異なる。
こんなにも美しい芸術を作り上げるんだ。
その技術は本当に価値のあるものだと思う。
+3 国籍不明■ 凄いなんてもんじゃない! 本当に言葉を失った!
アメリカ■ 震えるくらいの感銘を受けました。 あの正確さは物凄いね!
カナダ ■ 感動! なんて才能豊かな人なんだろ!
私も学校でこの芸術に取り組んでみたいと思ってるけど、
こういう才能は私にはまったくないからね。本当に感動した。
イギリス■ 職人さんの技術の凄さにこんな顔→ =O になってた。
オーストラリア■ 想像を絶するような根気が必要だろうなぁ。
アメリカ■ WOW!!!!
一つ一つの作業にどれだけのエネルギーが注がれてるのか。
それを想像することさえ俺には出来ない!
アメリカ■ 素晴らしい。本当に素晴らしい。心から尊敬します。
学校で僕も同じような作業に挑戦したことがあったんだ。
日本人じゃないけど、日本の芸術を学びたいと思ってる。
日本の事が大好きです ^^
イタリア■ ありがとう。ありがとう。ありがとう。
この映像は僕にとって魂の強壮剤みたいなものだ。
マスターと観客の表情。そこに全てが表れてる。
イギリス 
■ 職人さんの技術が凄すぎて、簡単な作業に見えちゃうね ;_;
タイ■ 何に一番驚いたって、作業のあとにもインクが手に全くついてないって事。
そしてそんな事を可能にするその技術にだ!
国籍不明 ■ 自分もそこに感心した……。
なのにあんな綺麗で明瞭な色彩が浮かび上がるんだもんね。
俺だったら色んなとこにインクが垂れてると思う XD
カーボベルデ■ 我が家に200年前の物と思われる版画がある。
どこで、どうやって鑑定してもらうんだろう?
アメリカ ■ あれは1700年代の原版なのかな? それとも改めて作成されたもの?
アメリカ ■ 素晴らしい。日本の"タクミ"ですね。
台湾■ ワオー、本物の美しさが介在してるね。
ドイツ ■ 信じられない。感動的だ。魔法のようだね。
トウキョウのアートスクールで学んでみたい理由が正にこれだよ……。
悲しいかな、オレの国は芸術的なデザインを蔑ろにしてる。
アメリカ■ これだけ穏やかに芸術を創りあげる。
そういった光景には感銘を受けるよ。日本のゼンの心を感じる。
イギリス■ 4色のインクの組み合わせで色を表現するのって一番難しいのに!!!!
何でこの職人さんはあんな完璧にやっちゃうんだよ!!!!
敬意を表するためにあの人の前で跪きたいくらいだ!!!!
カナダ■ 細部へのこだわりが凄すぎる……。お見事でした!
シンガポール■ 技術の凄さがちゃんと理解されてるのがまた良いね。
あの職人は日本の宝じゃないか。
ベルギー ■ 浮世絵の写真はこれまでに沢山目にしてきたけど、
どうやって作られてるのかは初めて見た。
あの技術を学んでみたい。心の底からそう思う。
イギリス■ 木版画の分野において、日本人は最高の技術を持っている。
メキシコ ■ WOW……。日本のクオリティーを愛さずにはいられんぜ。
アメリカ ■ 日本文化の特殊性って凄いね。
だから俺は日本、そして日本人のすべてを愛してるんだ…………。
俺は日本人じゃないけれど、それでも。
"がんばってください"っていう日本の掛け声は素晴らしいと思う。
……そこには、とても深い意味があるんだ……。
インドネシア■ BGMに使われてる日本の素敵な伝統音楽にも感動。
この動画を観てたらなんだか涙が出てきた。
アメリカ■ 確かにこの人は、マスターだね。彼の動きはまるで流れる水のようだ。
アイルランド■ 技術と、激しさと、集中力と、慎み深さ。
これは、それらから成る芸術である。
スイス■ この光景は、オレにとって絶対に忘れられないものになった。
物凄い職人技が、この日本の伝統芸術につぎ込まれてるんだ。
どうかこの芸術が次の世代に受け継がれていって、
後世の人々をも喜ばせることになって欲しいな。
+2 オーストラリア
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