今回は、アイヌの食文化に迫ったBBCの記事からです。
記事はまず、アイヌ人は稲作を行ってきた日本人とは違い、
昔から狩猟、採餌、漁をしてきたとした上で、
「日本料理に明確かつ永続的な影響を与えた」と指摘。
その根拠の1つとして
「日本料理によく含まれる第五の味覚『うま味』は、
アイヌ料理で常に使用されている昆布にルーツがある」という、
スローフードインターナショナル日本局長を務める、
伊江玲美氏の話を紹介しています。
さらに札幌市内のアイヌ料理店のオーナーさんの、
「もともと日本料理には昆布は使用されていませんでした。
日本人はアイヌの料理からその価値を見出し、
今では殆どの日本料理で使われています」との指摘を取り上げており、
国内の昆布生産の95%が北海道である事などを踏まえ、
ジャーナリストの森枝卓士氏や料理研究家の星澤幸子氏も、
その説に対して同意を示しています。
そして記事は、アイヌ料理の食材や技法は、
三平汁や石狩鍋など北海道料理にも取り入れられており、
日本国内でますます認知され始めていると伝えています。
記事には海外から様々な反応が寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「確かに日本人と顔が似ている」『アメリカ大陸の発見者は日本人』説が話題に
翻訳元
■■■■■ 興味深い情報を教えてくれてどうもありがとう!
+3 アメリカ■ ようやくアイヌの文化のちゃんとした保存が始まったけど、
その様子を目に出来る事は本当に喜びだね。
+4 オーストラリア■ アイヌの料理と言えば「ゴールデンカムイ」❤️
+2 フィリピン■ 素晴らしい記事に感謝します!
今でも全ての人が楽しむ事ができる原住民の貢献が、
こうして世に知られて、大事にされる事は重要だと思う。
交換留学中に修学旅行で北海道に行ったときに、
アイヌの人たちと交流出来たのは本当に嬉しかった。
私も完全なネイティブアメリカンだから、
すごく特別で忘れ難い経験だったんだよね。
+11 アメリカ■ 俺がアイヌ民族の存在を初めて知ったのは、
「サムライスピリッツ」というゲームだった。
+2 シンガポール■ イエス! 旅行で日本に行ったときに、
アイヌの料理を作る体験コースに参加してきたよ!
アメリカ■ 俺の記憶が間違ってなかったら、
木彫りの熊もアイヌの工芸品だったはず。
+2 カナダ■ ウマミがホッカイドウの先住民から来てたとは❤️
+2 フィンランド■ 日本の先住民という事なら、ジョウモン人を忘れてはいけない。
アイヌの人たちよりも前から暮らしてたんだ。
アメリカ「日本は多民族国家だから」 日本人は縄文系と弥生系に分かれる事実が話題に■ 素晴らしい記事だったよ。
日本人はコンブを他の料理に使ってないのかな。
ダシを取る時だけに使う食材なんだろうか。
アメリカ■ 「ゴールデンカムイ」を思い出す。
+4 国籍不明 
■ さらによく知るには「ゴールデンカムイ」はいいね。
最近のマンガ/アニメの中では、
ベストだと言っても過言じゃない作品だし。
+1 オーストラリア■ 自分は大学の時にアイヌ文化とシャーマニズムを勉強していて、
直接彼らの住居に行って会話をした事もある。
その時に料理のレシピを教えてくれたんだ。
+1 オーストラリア■ 北海道に行った時に「アイヌ村」に立ち寄ったけど、
ネイティブ・アメリカンの文化にそっくりで興味深かったね。
木彫りの技術には本当に驚いた。
+1 アメリカ■ 日本の料理に影響を与えてたなんて面白いなぁ。
+1 オーストラリア■ アンソニー・ボーディンの番組でも特集されてたな。
+1 フィリピン「日本にいるだけで勝ち組だ」 世界的シェフが日本を世界一の美食国家に認定■ 魚を乾燥させた料理はノルウェーにもあるぞ!!!
ノルウェー ■ 北国ではないポルトガルにもある。
ビーチで魚を乾燥させてるのを見た事あるもん。
ポルトガル■ 僕も直接現地まで行ってアイヌの文化に触れてきたけど、
あれは本当に素晴らしい体験だった。
ドイツ■ 「チタタプ」!(※肉や魚のタタキ。アイヌ語で「我々が刻む物」)
アイヌの文化をもっと詳しく知りたかったら、
ぜひ「ゴールデンカムイ」を観てくれ。
+3 カナダ■ ホッカイドウのアカンに滞在したことがある。
商店街のお店の1つで、恐らくそうだと思うんだけど、
アイヌの工芸品が売られてたのを覚えてるよ。
シンガポール■ ちょうど昨日NHKでアイヌの歴史に関する番組を観たところ。
前からずっと彼らの文化に興味があったんだ。
いつかアイヌの人たちに会いに行きたい。
+1 アメリカ■ ホッカイドウは美しい場所だ。
だけど冬の寒さは覚悟しておいた方がいい!
アメリカ「さすが日本だw」 北海道だけに生息する鳥が嘘みたいな可愛さだと話題に■ 名作アニメ「ゴールデンカムイ」には、
アイヌの食文化がかなり沢山登場するね。
+26 カナダ 
■ チタタプを作ってるシーンを観たけど、
独特な料理でかなり興味深かったよ。
+2 カナダ ■ ヒンナ、ヒンナ*。
+1 国籍不明 (*アイヌ語で、料理への感謝を伝える言葉。
作中でもそのような説明がなされているが、
「美味しい」のニュアンスでも使われている)
■ アイヌの料理、食べてみたかった!
ホッカイドウには行かなかったから食べ損ねたんだよ。
アメリカ ■ 雪まつりにアイヌのブースもあったけど、
私も残念ながら食べる機会がなかった😭😭
記事を読んだらもっと興味が湧いてきた!
+1 アメリカ■ 以前にDNA検査をしたら、母型の先祖はアイヌ民族だった。
その時初めてアイヌの事を知ったの。
+2 アメリカ■ 日本料理とアイヌの食文化のあいだに、
そんな歴史があったなんて面白いなぁ……。
ポーランド■ ホッカイドウにいた頃にアイヌの博物館に行ったけど、
見るもの全てが本当に興味深かった。
それにネイティブ・アメリカンの文化と、
極めて似ている事にもその時に気が付いた。
熊や鮭、ベリー系の果実を口にする食文化は、
アイヌとネイティブ・アメリカンに共通してるんだ。
+3 カナダ■ アイヌが文化の面、精神的な面、料理の面で、
日本の文化にも影響を与えてたのは初耳だ。
+3 アメリカ■ アイヌの人々の事は前から知っていたけど、
私たちが普通抱いてる日本人のイメージとは、
大きく異なるというのが私の印象でした。
アイヌの文化遺産は、本当に興味深いですね。
ブラジル
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