第81回米アカデミー賞外国語映画賞および、
第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞など、
世界各国で103の賞を受賞した、2008年製作の映画「おくりびと」。
東京の管弦楽団で働いていた元チェロ奏者の主人公が、
所属楽団の解散により職を失った事で帰郷し、
偶然「旅立ちのお手伝い」と書かれた求人広告を目にします。
面接では履歴書もろくに目を通されずに採用が決定。
その際にようやく「旅の手伝い」の言葉が意味する事を知り、
妻には納棺師である事を隠し、「冠婚葬祭業」としか言えないまま、
慣れない仕事に就くことになります。
日本では観客動員約575万人、興行収入約65億円を記録したこの映画が、
「4K修復版」として先日より中国全土9400スクリーンで公開され、
これまでに中国でもテレビ放送などがあった旧作にもかかわらず、
初週興行収入ランキングで第3位にランクインしています。
実際に「おくりびと」を観た中国人からは、
絶賛の声が相次いで寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
海外「納得の1位だ!」 BBC『史上最高の外国語映画100選』で日本映画が快挙
翻訳元
■■■■■■■■ 感動と力強さがある映画だった。
家族、愛、友情、死に対する向き合い方、過去、未来。
色々な事を考えてしまった。
+670■ 日本映画らしい、繊細な描写が印象的だったよ。
+45■ こっちの映画界には日本のような映画は絶対に作れない。
本当に感動した。
+45■ 「おくりびと」は100回は観る価値がある。
+419■ この映画を観て、過去のとある情景を思い出した。
祖母が亡くなった時に吐血をしたんだけど、
叔父は泣き笑いの表情をしながら染料だよって。
僕を傷つけないために嘘をついたんだ。
+217■ もうね、大泣き。
クライマックスは絶対に涙なしには観られない。
+32■ 日本の死生観や価値観を学ぶ事が出来ただけでも良かった。
+77■ 「おくりびと」は、今抱えている全ての傷を、
現在の生活に感謝するための原動力に変えてくれる、
非常に見応えのある映画だった。
+28■ 俳優さんと女優さん、みんな演技が素晴らしくて感動した。
+42「日本人みたいだw」 日本に溶け込みまくりなトム・ハンクスの姿が話題に■ こういった作品を、観る価値がある映画と言うんだ。
全ての職業に感謝して敬意を払おうと思ったよ。
+18■ 俳優の演技力は良かった。
だけど無駄なプロットもあってその辺は退屈だったかな。
+24■ 「死があるからこそ生きる喜びを感じることが出来る」
これが脚本家の小山氏が伝えたかった事の1つのようだ。
+112■ 観る前までは、まさか自分が映画で泣くとは思わなかった。
+53■ 全体的にとても繊細に描かれてたのが凄かった。
リアルだし、すごく感動した。
+50■ 広末涼子の演技が素晴らしかった。
私はずっと泣きながら観てたよ。
+49■ 日本映画は表面的な部分だけでは理解出来ない。
1つの描写に、もっと深い意味が込められてるんだ。
+7海外「日本だけじゃないよ」 日本社会の"本音と建前"に外国人から様々な声■ この国でこれほど素晴らしい映画が作られた事はなかったし、
今後も無理なんじゃないかと思う。
「おくりびと」には日本映画の魅力が詰まってた。
+46■ 3回観たけど、毎回静かな優しさと安らぎを感じてる。
死は終わりではなくて、別の旅の始まりに過ぎない……。
いつかまた会えるんだと思うと、凄く励まされる!
+7■ 重いテーマを扱ってるのにもかかわらず、
全体的に淡々としているのが良かった。
+21■ 旅立った人たちに対する尊厳、
そして遺族の人たちへの敬意。
その2つがこの映画からは伝わってきた!
+1135■ テーマは素晴らしかった。
ただ最初から最後まで泣かせようとしてるのがちょっとね。
+4■ 少なくともこういう映画がこっちで作られる事は絶対ないな。
+45■ 感動的だったし観て良かった。
日本の映画はいつも愛と感動に満ちている。
+43■ 日本人の静かで現実的な死生観が衝撃的だった。
ただ、正直観終わった今もよく分からない部分もある。
+47■ 日本映画の時代を超えた洗練性と言うべき点だと思うんだけど、
たとえストーリーがそこまで凝ってなくても、
一コマ一コマが味わい深いんだよなぁ。
+31■ この映画は死と、そして救済の物語だと感じました……。
+25■ 中国では不可能な作品に出会ってしまったという感じ。
しかし日本映画は「人間」と人生を切り取るのが実に上手い。
+23■ 演出は素晴らしかった。
だけど登場人物の心理は自分で推し量るしかない場面が多くて、
観ていてちょっと疲れたのも事実。
+10■ この世の中で最も辛いことは、
亡くなった方への畏敬の念を失う事だ。
この映画を観た今、日本人の死生観を理解出来た気がするよ。
+31海外「涙が溢れてきた…」 水子供養という日本独自の文化に感動の声が殺到■ これは泣かない方が無理だって。本当に良かった。
+100■ あらゆる職業が尊重されるべきだと感じたよ。
+22■ 全ての人に旅立ちの時は訪れるわけだけど、
生きてる間に家族や友人との時間を大切にして、
やるべき事をやり、義務を果たせれば、
きっと後悔はないんじゃないかな。
+16■ 職業だけではなく、人生が描かれていた。
周囲の人たちが納棺師という仕事に対して、
拒否感を抱くという描写もあったけど、
映画を観た人はみんな映画の中の納棺師に感謝したと思う。
今を大切にしよう。そう思えた映画だったよ。
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