今回は、英公共放送「BBC」が26日に配信した、
「日本のアニメはいかにして欧米を席巻したのか」
というタイトルの記事からになります。
早速ですが以下が要点になります。
「映画『呪術廻戦0』は先週末の英米の興行収入チャートで、
大物俳優たちが出演する映画を打ち負かし、
『バットマン』の最新作に次ぐ第2位を獲得した。
アニメが映画や動画配信サービスにおいて、
新たな世界的な人気を享受している中で、
『呪術廻戦0』は驚きのヒットを記録したのだ。
アニメは大胆な色使い、強調された表情豊かな顔、
予測不能なストーリー展開など、独特のスタイルで知られている。
また、キャラクターたちの成長や友情の重要性をテーマとし、
時には激しい描写も含まれている。
日本では数十年の歴史があり、90年代に欧米で足場を固めた。
そしてここ数年、世界的な人気を獲得している。
『Netflix』によると、2020年の最初の9ヶ月間に、
世界の1億以上の世帯が少なくとも1つのアニメを視聴しており、
2019年と比較すると、50パーセントの伸びである。
また『Crunchyroll』のようなアニメ専用サイトでも、
視聴者数が増加している。
英ニューカッスル大学で日本学を教える吉岡史朗氏は、
『動画配信サービスがアニメファンになるハードルを大幅に下げ、
アニメが以前より主流な存在になる手助けをした』と語る。
『呪術廻戦0』は評論家からも傑作映画だと評価されており、
英ガーディアン紙も、以下のようなレビューを掲載している。
『眩いばかりのこの青春物語は、ホラーファンタジーのレンズを通し、
自身が持つ過去のトラウマと折り合いをつける、
という厄介なプロセスを、見事に考察している』
ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院で、
現代日本文学の講師を務めているセルベーリ教授は、
アニメをテーマに論文を書く学生の増加を実感している。
ガーディアン紙は先述のレビューの中で、
『流血と、多くのアクションと、悲劇が一斉に起きる』とも表現した。
3人の子供たちを育てているアンナさんは、
アニメには利点があるが、子供たちは何を観ているのか、
それを知ることも親として重要だと考えている。
アンナさんの子供の1人は、アニメの芸術性に惹かれており、
その理由は『すごく綺麗』な物になり得るからだという。
アニメファン、特に若い視聴者たちにとって、
同じ考えを持つ他の人々と共通点を持つ事は、
帰属意識と受容感を彼らにもたらすのだ」以上になります。
記事には外国人から様々な反応が寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本社会は世界の模範だ」 BBCが伝える日本の社会の素晴らしさが話題に
翻訳元
■■■■■ BBCがアニメというジャンルのニュースに関して、
かなりバランスの取れた記事を書いている事に驚いた。
+2 ■ 10年前に今みたいなアニメブームが起きても、
当時のBBCには難しかった事かもしれない。
+1 ■ しかもジブリ作品に関する記事じゃないからね。
全てのアニメを象徴しているとされる、
バトル系少年漫画が原作の作品だし。
+1■ 欧米でのアニメの人気に今ごろ気づいたなんて、
90年代はずっと寝て過ごしたのかな?
+5■ 自分はアニメが大嫌いだ。
子供の頃に流れてた時から今でもそれは変わらない。
何で熱中する人がいるのか理解できない。
■ 僕の優秀な同僚、シロウ・ヨシオカが、
アニメが大衆を支配する現象について解説している。
2ヶ月前に、「僕のヒーローアカデミア」が分析された、
シロウの監修による素晴らしい修士論文を読んだんだ。
素晴らしい内容だった。
その影響で「僕のヒーローアカデミア」の作者、
コウヘイ・ホリコシのファンになってしまった!
+2 (※コメントはニューキャッスル大学の教授)
■ 元々欧米にはアニメファンが多かったでしょ。
まぁでも、一読の価値はある記事だと思うけど。
+8■ アニメが世界的なブームになる中で、
「呪術廻戦」が予想外の大ヒットか。
BBCさん、素敵な記事をありがとう。
■ でも今さら感が強いなぁ。
だってアニメって80年代から欧米で人気だったし……。
「日本の質を超えてくるとは…」 イタリアのお祭りに登場した日本の巨大ロボが物凄い ■ 80年代の話題を避けたいっぽいよね。
何か理由があるんだろうか……。
■ BBCがアニメ人気の特集記事を配信するとは。
でも「BBC iPlayer」でポケモンが観られることを、
なぜ彼らは宣伝しなかったんだろうか。
絶好のチャンスを逃しちゃったな。
+3■ 個人的には読み応えのある、素晴らしい記事だった。
+1■ うーん、ちょっと時代についていけてない気が……。
だってアニメの人気はずっと前からじゃん。
+6■ 大手メディアで取り上げられるのって、
あまりいい兆候とは言えないんだけどなぁ。
■ 「嵐のようなブーム」って言うけど、
その嵐はずっと西洋で停滞してるぞ。
+4■ BBCは以前にガンダムに関する記事で、
ガンダムをトランスフォーマーって言ってたからなぁ。
+3「日本は本当に特殊な国だ…」 古代宗教と巨大ロボが交わる日本社会に世界が衝撃 ■ 日本文化、特にアニメが軽視されてるな。
+1 ■ プロデューサーのジョナサン・ロス*は別だよ。
彼は1994年にアニメのドキュメンタリーを作ってる。
ネットのどこかに映像があるはず。
+1 (*なお、日本をテーマにしたBBCのドキュメンタリー番組、
「Japanorama」でも司会を担当している。
2002年、2006年、2007年の3期に分けて放映された)
■ うん、彼の事は知ってるよ。
だいぶ前にBBCを去っちゃったけどね。
そう言えば他にもBBC出身の人で、
今では人気アニメ評論家になってる人もいる。
■ そう、彼はアニメを心から愛してたね!
■ ふぅ、今回ばかりは俺も流行に乗り遅れなかったか。
+1■ 「嵐のようなブームによって」か……。
日本は30年かけてゆっくり人気を構築していったのに……。
+2■ アメリカ人は1970年代にすでに、
「科学忍者隊ガッチャマン」の真似をして遊んでた。
この見出しで盛り上がるのはちょっと遅い。
「皆日本のアニメに夢中だった」 70年代に全米を熱狂させた日本アニメに再び脚光■ これは古い話題だな。
「NARUTO」とか「BLEACH」とか、
欧米には10年以上前からファンがいるんだから。
ちなみに自分は吹き替えが嫌い。
やっぱりアニメは日本語に限る。
+14■ 正直言って、ここ数十年アニメは観てない。
最後に観たのは「獣兵衛忍風帖」。
それ以降は目が大きくて可愛い声のキャラたちに、
拒否反応が出るようになってしまった。
そして二度と興味が湧いてこない。
+3■ パーティーの開催日から20年後に意気揚々と来られてもだな。
+1■ 今週イギリスで公開された映画が2位だからって、
英国でも大衆化されたってのはちょっと違くない?w
+2■ なぜなら、日本のアニメは政治的じゃないから。
作者たちの政治的信念、理想、意図が、
作品の中に登場しないエンタメなんだ!
そしてだからこそアニメは、
一部から変わるように要求されてきた。
だけど日本人はそういった圧力に屈する事はなかった!
欧米は日本を見習うべきだ!
+1■ 日本のアニメには、よく世間の親たちが口にする、
「アニメは子供向け」という前提がない。
その事にBBCはまだ気づいてないように思う。
「日本の作品は別格だよ」 英紙『日本のアニメを真剣に観るべき理由』が話題に■ BBCがようやく時代の流れに同調したって事さ。
+2■ 90年代に「AKIRA」とか「北斗の拳」を観てた俺としては、
ちょっと何とも言えない気持ちになる。
「千と千尋の神隠し」は2003年にオスカー獲ってるし。
+4■ アニメやマンガはありとあらゆる趣向、
そしてジャンルに対応出来るように進化した一方で、
欧米はそれについていけなくなった。
この日本と欧米の差が日本アニメの隆盛の一因かな。
+1■ アニメ人気の背景が分かる、興味深い記事だったよ。
+11
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