日本で広く用いられている寝具である「布団」。
お手入れが簡単で、耐久性があり、安全で、
どこにでも敷ける事から急な来客にも対応出来、
使わない時には畳んで収納が出来るなど、
非常にメリットが多い寝具です。
米国の女性編集者のコートニー・スライさんも、
日本の布団の虜になってしまった一人で、
「日本の布団ほどよく眠れた事はない」
というタイトルの記事を執筆し、
米ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿しています。
コートニーさんが布団に出会ったのは、
ご主人と3人の小さいお子さんとともに東京で1年間暮らした時。
約60平米という限られたスペースに対応するため、
ニトリに直行し、300ドル(約4万円)以下の布団セットと、
下に敷く柔らかいパッドを購入したそうです。
すると、米国で販売されている「Futons」とは大きな違いが。
日本製は「綿や繊維を詰めたキルト状の寝具」であり、
床や畳の上に直接置ける事に気がついたそうです。
また「蒸し暑い夏には涼しく、冬の寒さには心地良」く、
適度なクッション製と硬さを兼ね備えた布団のおかげで、
背中が気持ち良いという感想も伝えています。
ベッドとは違い、寝室を占拠しない点にも言及。
昼間は収納する事で子供たちが部屋全体を遊び場に出来、
子供たちが体調を崩してしまった時には、
夫婦の寝室に布団を敷く事も可能だとしています。
また、埃が溜まらないどころかむしろ綺麗にしやすく、
他の日本の家庭のように週に一度はベランダで干しており、
一日の終わりに甘い香りと爽やかなベッドに潜り込む喜びは、
手間をかけて天日干しを行う価値があると伝えています。
そして布団をクリーニングに出す事も出来るため、
むしろ同じマットレスで何年も眠るという行為は、
「なんだか気持ちが悪いような気がしてきた」
という率直な感想を吐露しています。
現在はご家族とともにアメリカに帰国し、
コートニーさんは製品レビューメディアで、
寝具などに関する記事の編集者に。
あらゆる種類のスプリングマットレスや低反発素材など、
色々と試しているそうですが、どうも納得がいかないようで、
「I really miss my Japanese futon.」
(日本の布団が本当に恋しい)」
という一言で記事を締めています。
この投稿には外国人から様々な反応が寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「完璧な日本あるあるだw」 日本移住直後に買い揃える物リストに外国人が爆笑
翻訳元
■■■■(シェアページからも)
■ NYT紙曰く、布団は最高の寝具らしいぞ!
+7 デンマーク■ 同じく、自分もフトン以上に快適な寝具はないと思う。
+2■ とは言え日本製と米国製では大きな差がある。
こっちのフトンには満足出来なくて、結局ベッドを買ったよ。
■ フトンを愛用するようになってから数十年。
もうフトンは手放せなくなってしまった。
+2■ 私も以前に布団を使ってたけど、最高だった。
普通のマットレスよりはるかに好き。
+2■ 経済的にいよいよ追い込まれたらこの路線で行こうかな。
+1 ■ 私たちは70年代に布団を使ってた。
結局ベッドとかはフレームがあるだけで、
そこまで大きくは変わらないよ。
+2■ 私たちの会社では寝具などを販売していますが、
多くのカナダ人がシキブトンを使っていますよ。
完璧な寝具というものは存在しませんが、
日本の布団の硬さや安定感を求めている人が、
一定数いる傾向は見て取れます。
カナダ■ 僕は40年間日本で暮らしてる。
日本のフトンは米国のものとはまるで違うね。
ただ、僕は普通のマットレスの方が快適だ。
+18「これが日本って国なんだ」 在日外国人の価値観を変えた日本での体験に感動の声■ 本物のタタミの上なら言う事なし👌🏽
+3■ シキブトンが気に入った人は、
他のマットレスは受け付けない人が多いよ!
+6 カナダ ■ たしかにそうかも!
私は2020年の2月からシキブトンで寝てて、
友達の家にお泊まりに行く時も持参してる🙏
カナダ■ 我が家には2つ「ベッド(寝具)」があって、両方フトンです。
■ 個人的なフトン体験として、
フトンの英訳は「コンクリート」だわ。
+6 😆
+5 ■ うむ、君の認識は決して間違いじゃない。
+2■ そして日本は、暮らすのにベストと言える国だ。
+5「日本は本当に特別な国だ」 イニエスタが絶賛する日本社会のあり方が話題に ■ 日本での暮らしを思い出したら恋しくなってきた。
+2 ■ 日本での3年間は人生で一番幸せな時間だったなぁ。
アパートの隣人たちも日本の友人たちも、
いつも親切に私に接してくれたの。
+2■ 日本にいた3年間は毎晩布団で寝てた。
ベッドから落ちる心配がないから、
すごく快適だし安全を感じられたよ。
毎日フトンを畳んで押し入れに片付けて、
晴れた日に外に干すのも楽しくてさ。
+12■ 俺はフトンが大嫌いだ。
ベッドとしてもソファーとしても酷い。
+3 ■ 日本製のフトンは別物だけどね……。
記事を読み直した方がいいんじゃないかな?
+10 ■ 日本製のフトンとアメリカ製のフトンは、
「名前を同じにすべきじゃない」
って言いたくなるくらい違うよね。
+3「日本製は別格だよ」 日本のデニムブランドへの海外評価が物凄いことに■ 記者がテネシーのお店で売ってるフトンを使っていたら、
この記事は存在しなかっただろうな。
■ 個人的にはフトンはなしだな。
テンピュールのマットレスの方が好きだ。
■ 2598パーセント同意する。
フトン以上に気持ちよく眠れた経験はない。
フトンで寝るようになってから、腰痛も解消されたんだ。
+7■ 仰向けで寝る人には打ってつけだと思う。
だけど私は横向きとうつ伏せで寝るから、
5年間フトンを使ってたら首と背中が慢性的に痛くなった。
マットレスに戻したらほぼ痛みがなくなったよ。
+7 ■ 床で寝るならそば殻の枕は必須だ。
そば殻だと高さを調整出来るから。
■ 6年間フトンで寝てたけど最高だったなぁ。
床はフローリングじゃなくてタタミだったけど。
+1■ もう心の底から同意したい。
数十年前の大学生時代に使ってたフトンが恋しい。
「日本では普通だけどねw」 米女子留学生が対面授業の初日に受けた衝撃に共感の声■ ウォーターベッドを経験しても同じ事が言えるかな?
+1■ 今や日本のフトンはアメリカで超高級品だ。
これ以上需要を高めさせるような記事はやめてくれ。
+2■ 私も100%同意します。
追加料金を払ってでも日本から持って帰れば良かった。
+4■ 仕事の関係で日本を離れちゃったからフトンが恋しい。
またフトンで寝られる日を夢見てるよ。
+2
自分は子供の時からずっとベッドですが、
それだけに布団で寝る時は今でもかなりワクワクしますね。
なお米アマゾンで「Futon」と検索してみたところ、
多くの折りたたみ式ソファーベッドの製品に、
「Futon Sofa Bed」という形で、
「Futon」という言葉が使われていました。
一見すると普通のソファーベッドなんですけどね。
- 関連記事
-

↑皆様の応援が、皆様が考えている以上に励みになります。