ストーリーの面白さや作画の美しさなど、
様々な理由から世界中で愛されている日本の漫画ですが、
外国のコミックはカラーが主流であるのに対して、
日本の漫画は白黒(モノクロ)が一般的です。
その背景には、日本のマンガには週刊連載の作品が多く、
アメコミ等に比べ1話のページ数が多いため、
毎回カラーにするには時間も費用もかかり過ぎてしまうなど、
日本ならではの様々な事情があると考えられています。
今回の翻訳元では、「モノクロで単調な日本の漫画は、
(カラーが一般的な)外国の作品に追い越されるだろう」
とするデジタルコミックのファンによる意見が取り上げられ、
その上で、日本の漫画の優位性が論じ合われています。
寄せられた意見の一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本に負けたのも当然だ」 女性も大活躍する日本の漫画界の特殊性が話題に
翻訳元(シェアページからも)
■ 個人的には白黒が好きだな。
日本のマンガには色がないけど、それでも個性では一番だ。
+2■ カラーにするってなると、
1ヶ月に1話ペースじゃないと難しいでしょ。
+2■ 日本のマンガは白黒でも細部までこだわってる。
背景を工業的な方法でコピペしてる方がいいとでも?
+2■ マンガはコミックの祖父みたいな存在だから。
さすがに比較は出来ないよ。
+7■ 個人的にはモノクロはきつい。
自分みたいな人が他にいるか分からないけど、
どうしてか集中して読めないんだよ。
■ 参考の絵(*本記事最上部の画像)を見ても分かるように、
白黒には独自の美しさがあるからね!
もちろんカラーも好きなんだけどさ。
+2■ 日本のマンガは別次元にある。比較する必要はないさ。
+6■ マンガは確かにモノクロなんだけど、
それでも一人一人描き方が違って個性があるからな。
+9 ■ 日本のマンガは今世界を席巻してる。
だけど崇め奉るのは違うと思うんだ。
マンガにだって他の作者から影響を受けてる事が分かる、
絵柄が似通ってるケースは多いよ。
「日本の影響は明らかだ」 アニメ『人魚姫』とディズニー映画の類似性が話題に■ だって白黒で十分表現出来ちゃうんだもん。
+22 
■ 前提としてアートについては人それぞれ好みがある。
その上で、白黒の利点は2色しかない色の濃さを調整する事で、
細部を容易に強調出来るという事なんだ。
逆にカラーの利点は絵がより鮮やかに、魅力的になる。
白黒よりも強烈な印象を与える事が出来るから、
作家は線よりも色の調整に重点を置いて訓練する。
+7■ 白黒がいいとかカラーがいいとかって問題じゃなくて、
単純に日本のマンガの方が面白いし多様性があるでしょ。
+17■ マンガがカラーになっちゃったら、
他の国は手も足も出なくなっちゃうじゃん。
+31 ■ そもそもコストがかかり過ぎて現実的じゃない。
自然と価格も高くなるし買う側もメリットがない。
■ マンガにはあらゆるジャンルの作品が存在してて、
作画は美しく、作者はストーリーに情熱を注ぐ。
一般的に日本のマンガはレベルが違うよ。
+7「アニメが世界を制した理由だ」 ディズニー作品には存在しない日本アニメの特徴が話題に■ なにもカラーが嫌で白黒にしてるわけじゃないんだよ。
むしろ白黒でしか表現出来ない世界観もある↓
+14 
■ 個人的にはモノクロが大好き。
だってカラーだと目が痛くなるんだもん。
■ 例に挙げられてる絵(*)は本当に美しい。
実際の話、あれらをカラーにしたら、
元の美しさは損なわれてしまうんだろうか?
+2■ 自分はモノクロで満足してる。
重要なのはストーリーなんだだから。
面白ければ別にカラーじゃなくてもいい。
+4■ そもそも日本のマンガの基本は白黒でしょ。
カラーになっちゃうとアイデンティティが損なわれるのでは?
■ 正直日本のマンガはゴチャゴチャし過ぎだと思う。
いや、絵がかなり緻密に描かれてるって事なんだけど、
でも読むのが疲れちゃうんだよ。
+6■ だってこの作画レベルが日本以外で見られる?
+17「漫画家を舐めてた…」 一流漫画家たちの画力に外国人から驚愕の声 
■ 「ベルセルク」は多くの監督や漫画家に影響を与えた。
まさに時代を象徴する名作と言っていい。
自分の中で内容からアートまでを考慮したトップ3は、
「MONSTER」「バガボンド」「ベルセルク」だ。
+3■ 1つ言えるのは、日本はコミックの本場という事。
「アニメーション」や「コミック」と言えば、
誰もがまず日本を思い浮かべる。
+15 ■ コミックの本場はアメリカでしょ?
■ 米国で初めてコミックが出版された年は1933年で、
日本は1900年代初期には出版してるはず。
■ 一般的に考えたら日本のマンガには勝てないよ。
だって歴史の長さが違うんだもん。
+3■ 日本のマンガは絵が緻密過ぎて、
色を塗ると絵が崩れちゃうんじゃないかな。
+14■ 審美的にはそれぞれの国のスタイルにそれぞれの美しさがある。
だけどストーリーでは日本はやっぱり強いね。
+5「生まれる国を間違えた」 日本人の独特な美意識に外国人から感銘の声■ 日本のマンガはストーリーの組み立てに深みがある。
ほぼ全てのキャラクターに詳細な過去があって、
全ての事柄にちゃんと意味があるんだ。
+4■ 「ベルセルク」や「バガボンド」みたいな作品を知っちゃうと、
カラーがより良いとは思えなくなるな。
+3 ■ 色がない事で物語のイメージやディテールを、
読者は自由に想像出来るっていう利点がある。
読者がよりプロットに集中出来るんだ。
あくまでも自分は白黒の絵を見た時に、
カラーよりも細かいところまで感じ取る事が出来る。
+14■ 日本のマンガは白と黒のモノクロである。
しかしそこには、確実に奥行きがあるのだよ。
+18
前提としてはカラーかどうかよりも内容(ストーリー)でしょうか。
もちろんアメコミなどでカラーに慣れてた人たちは、
最初は戸惑いもあったのではないかと思いますが、
現在の世界的な漫画の人気が何事かを証明してますかね。
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