今回は、川崎重工業製が英海軍にエンジン部品輸出へ、という報道から。
今回川崎重工業がイギリス海軍向けに輸出するのは、
海上自衛隊の護衛艦にも使われているエンジン部品。
それまで英海軍はロールスロイス plcから部品を納入していたのですが、
同社が生産を打ち切ったことから、川崎重工業に要請が。
「武器輸出三原則」によって武器と武器技術の輸出は禁じられていますが、
同じ仕様のエンジン部品が民間の発電機にも使われていることから、
「武器輸出三原則には抵触しないと政府は判断したそうです。
川崎重工業にとってはビジネスチャンスでありますが、
イギリス人にとっては悲しい現実であるようで、
コメント欄には国を憂う声すらいくつか見られました。
海外「真の勝者はどちらだろう」 英国で行われた対日戦勝記念式典に賛否両論
■ イギリスの艦船にタービンを提供してくれる、
ロールスロイスというこっちの会社があったはずだが、はて。
■ WOW 経済的にはいいことじゃないか。
+83 -27 ■ まあね。
だけど潤うのは日本であって俺達じゃない。
+34 ■ 何でこのパーツは国内で、自分たちで作れないんだ?
+331 -6 ■ それは明白だろ。6、70年代のことを覚えてないのかな……。
こっちの鉄鋼業は労働組合に乗っ取られてしまったんだ……。
そんな時突如としてニューフェイスが現れた。……日本だ。
俺らの鉄は品質は悪いくせに、高かった。
納期にだって遅れるしな。
■ EUに加盟する前は、俺達は自分たちでこういうパーツを作り、
そして世界中に輸出してたはずなんだがな。
+143 -2■ 個人的には日本からの輸入は理にかなった決断だと思うよ。
+16 -33■ もうこの国は大国ではなくなってしまったんだな。
+92 -12■ 政府は英国の資産を安く売り払ってきた。
今じゃ艦船の部品すら作れなくなってしまった!
+254 -5■ 国内で作ろうとしたらもっと金がかかるし、結
局外国に頼るしかない。
+34 -26 ■ もちろん。すべてが国外のほうが安い。
だからこそ失業の嵐が吹いてるわけで。
■ もちろん自分たちで作るべきだとは思う。
だけど日本のバイクと自動車に15年乗ってる俺から言わせてもらうと、
彼らが作る物なら信用して間違いない。
■ 部品の使用説明書がオートバイの物よりちゃんとしてる事を願う。
フレームのことをシャシって書いてあったり、
間違った翻訳が結構多いんだよ。
■ ここで文句言ってる人の中に、
日本車かドイツ車に乗ってるのは何人いるんだ。
イギリスの産業を破壊してるのは、
この国の消費者や経営者だろ。
+2 ■ 政治家や公務員のせいでこの国は転がり落ちてるな。
彼らはエンジニアに対する敬意なんかまったくないんだ。
■ いいことじゃないか。
信頼出来る同盟国として強い日本を味方につけておくのは重要だよ。
関係が強化されれば日英の貿易もすぐに活発になっていく。
だからうまくいけば、すべてがマイナスとはならないさ。
+2■ 1912年にイギリスで進水した日本のコンゴウは、
イギリスのバロー・イン・ファーネス造船所で建造された。
日本にとっては外国で作られた最後の艦船だった。
ここ100年で日英の進歩は対照的になってしまったな。
■ カワサキの部品ってことは、
英海軍の艦船もそのうちウィリーしだすかも!
+2■ こうして俺たちは、強国の地位から転落し続けるのであった。
■ そのうち傭兵を雇いだして、軍をなくしちゃうんじゃないだろうな。
■ この決定はまったくもってハッピーじゃないね。
国家はどうあるべきかって事を俺達は忘れてしまったように思う。
■ カワサキ重工=オートバイって思ってるかもしれんが、
日本で初めて潜水艦を作った会社って事くらい知ってて欲しい。
駆逐艦から航空母艦まで、色んな艦船を作ってきたんだ。
+2 ■ 日本から輸入って、
造船所のあるポーツマスは暗黒期に入るのか?
+5 -10■ だいたい何でロールスロイスはこの部品を提供しなくなったんだ?
+223 -3 ■ 単純にその技術を持つ人間が、
もういなくなってしまったんだろう :(
+40 -2■ この国がこれ以上凋落することってあんのかな?
もうエンジン部品を作る技術さえなくなってしまったんだ。
■ 情けないことだけど、別に驚くほどのことでもないな。
EUに加盟した時点で、他国に産業が荒らされることは分かってたんだし。
ドイツはうまい具合に自国の産業を保護してるから、
不景気に陥らずにいられてるんだよなぁ。
■ そもそもこの国には高品質な製品を作る能力はないよ。
産業革命の頃から、良質な外国製品に駆逐されるまで、
質の悪い製品ばかり大量生産してたんだから。
今はようやく外資の会社で働いてる労働者が、
高品質な製品を作れるようになったんだ。
日本、フランス、ドイツと競争できるようになるまで、
あと数世代はかかるだろうだろうね。
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